遺言執行者の役割とは

query_builder 2023/07/09
コラム
3

遺言執行者は、遺言書の内容を執行する役目を担う方を指します。
しかし、細かな役割について把握している方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、遺言執行者の役割を詳しく説明します。
遺言書の作成を検討している方や遺言執行者に選定された方は、参考にしてみてください。
▼遺言執行者の役割
■遺言執行者の義務
遺言執行者には、遺言を確実に執行するための義務があります。
民法では、主に以下のような内容を義務としています。
・遺言執行者に任命されたことを速やかに遺言の内容とともに相続人に知らせ、手続きの進捗状況も報告しなければならない
・速やかに相続財産を特定して目録を作り、相続人に開示しなければならない
・遺言の内容を実現するために必要な、全てのことを行わなければならない
・相続財産を確実に引き渡さなければならない
■遺言執行者が行う手続き
遺言執行者は、主に以下のような手続きを単独で行えます。
・財産の遺贈について記載されていた場合は、その手続きを単独で行うことができる
・銀行の名義変更や解約などの手続きは、遺言執行者が決められている場合その人が単独で行うことができる
・上記以外にも、必要に応じて手続きを行う
▼まとめ
遺言執行者には民法で定められた義務があり、行わなければならない手続きもあります。
これらを専門知識を持たない方が、滞りなく行うのは大変です。
そのため遺言執行者を選定する場合には、相続に関する知識を持つ方がおすすめです。
身近にそのような方がいない場合は、専門家に依頼しましょう。
また、遺言執行人に選ばれたもののどうすれば良いかわからずお困りの方も、ぜひ当事務所へご相談ください。

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